基本料金:10000円
切り抜き・修正・補正・美化・合成など画像加工全般に対応致します。
※作業内容により追加料金が発生致します。お気軽にお問い合わせください。
納期:素材を頂いてから約2日
動画制作のサポーター
テキストアニメーションといえば、跳ねたり消えたり出てきたり、無数にあるのですが、今回はその中でも比較的簡単だけど、汎用性とカスタマイズ性が高いテキストアニメーションの作り方を紹介します。
今回紹介するテキストアニメーションは、「CC Particle SystemsII」を使用した粒子になって消えていくアニメーションです。
①テキストを準備
テキストを準備したら、プリコンポーズして「Text Comp」としておきます。
そして、このコンポジションにエフェクト「リニアワイプ」を適用します。
角度を90にしてテキストが徐々に消えていくようにキーフレームを設定します。
細かい調整は後ほどします。
②粒子の作成
「Text Comp」を複製し、「Text Effect」としておきます。
リニアワイプを削除し、「CC Particle SystemsII」を適用します。
位置にキーフレームを打ち、左から右に移動するように設定します。
③粒子の色
粒子の色は②のコンポジションに「色合い」を適用し設定します。
④最終調整
テキストのリニアワイプの設定を、粒子の動きに合わせて調整すると、
粒子になって消えると同時に文字も消えていくアニメーションになります。
ちなみにこのアニメーションを逆再生すると、粒子が文字になるアニメーションになります。
新規調整レイヤーを作成し、エフェクト「トランスフォーム」を追加します。
エフェクト「トランスフォーム」のサイズを少し大きくします。
そして、レイヤーの端でドラックアンドドロップして、レイヤーを縦長にします。
さらにレイヤーの回転を【-24°】くらいにし、この時レイヤーの上下が画面の外に出るようにレイヤーのサイズを調整します。
次にレイヤーの【位置】にキーフレームを打ち、画面外から移動するように設定します。
次に、エフェクト「CC Light Sweep」を適用し、光の線の角度を調整します。
【センター】のストップウォッチマークをクリックし、ウィップを先ほどキーフレームを打ったレイヤーの【位置】に接続します。
これで、このエフェクトが追従するようになります。
今作成したレイヤーを複製し、調整レイヤーのチェックを無効にし、適用されているエフェクトを全て削除します。
レイヤー設定で、レイヤーの色を黒色に変更します。
エフェクト「CC Light Sweep」を適用し、センターの値を画面の中心に合わせます。
【方向】の値を90°して、レイヤーの右辺に光があたるようにします。
【幅】の値を大きくし、縦辺全てに光があたるようにします。
その他パラメータも調整します。
さらに「CC Light Sweep」を適用し、パラメータを調整。
2つ目のガラスレイヤーの描画モードを【スクリーン】にします。
作成した2つのガラスレイヤーを選択して、プリコンポーズします。
コラプスをオンにします。
コンポジションのワークエリアをキーフレームの範囲に変更して、ワークエリアを変更します。
これでガラスレイヤーとしてのデザインは完了です。
作成したガラスコンポジションに「タイムリマップ」を適用します。
最後のキーフレーム以降のコンポジションは必要ないので削除しておきます。
コンポジションの真ん中あたりにキーフレームを追加し、イージーイーズを適用します。
1080×1080の新規平面レイヤーを作成し、エフェクトを追加していきます。
追加するエフェクトは
「Fill(塗り)」「Linear Wipe(リニアワイプ)」「CC Light Sweep」を追加します。
各種設定はこちら↓
リニアワイプにキーフレームを打ちます。
今回は2秒で動きをつけるので、0秒で100%→2秒で45%としました。
これで1つ目のガラスレイヤーの作成が完成です。
これを複製し2つ目のガラスレイヤーを作成します。
キーフレームのグラフエディターを開き、調整します。
追加するエフェクトは「Fractal Noise(フラクタルノイズ)」「Fast Box Blur」です。
追加したエフェクトのパラメータは以下の通りです。
「フラクタルノイズ」の展開にエクスプレッション(Alt+左クリック)を適用し、【time*45】と入力します。
「フラクタルノイズ」と「Fast Box Blur」は、「塗り」と「リニアワイプ」の間に移動させます。
二つ目の他のエフェクトのパラメータも少し調整します。
「塗り」
色を白に変更
「リニアワイプ」
2秒時点のパラメータを45%→65%へ変更
2枚目が出来たら、複製して全部で5つガラスレイヤーを作成します。
2つ目のレイヤーを複製し、パラメータを少し調整します。
設定が完了した動画はこちら↓
この5つのレイヤーをプリコンポーズします。
今回は「Glass Map」と名付けました。名前はわかりやすいものでかまいません。
さきほど作ったガラスのコンポジションを映像と合わせてみます。
映像レイヤーの上に配置し、コンポジションの「不透明度」と「サイズ」を調整します。
「不透明度」は15%、「サイズ」は、縦横比の固定を外しx軸を180%にします。
描画モードは、「スクリーン」にします。
さらに新規調整レイヤーを作成し、映像レイヤーとガラスのコンポジションの間に配置します。
新規調整レイヤーには、「モーションタイル」「ディスプレイスメントマップ」を適用します。
これだけでも十分なのですが、ガラスのあしらいにもう少し味付けをしたいと思います。
先ほど作成したガラスコンポジションを複製します。
この複製は、プロジェクトパネル内で行います。
これにより先ほど作成したガラスコンポジションとは別のコンポジションとして複製することができます。
このコンポジションを映像と合わせる際に、「サイズ」は縦横比のチェックを外し、x軸を180%に。
「不透明度」は、15%に設定します。
描画モードは、「追加」にします。
先ほど使った「Glass Map 2」を複製し動画にしたものが次の動画です。
最後に映像全体の調整をします。
新規調整レイヤーを作成し、エフェクトを追加します。
最終調整した動画がこちらになります。
最後は映像の印象を変える部分になりますので、なくても良いですしもっと変化を加えても面白い動画が出来るのではないでしょうか。
これでガラススライドショーの完成です。
今回は長方形で作りましたが、円形などを使ったり動きを変えたりして変化のあるスライドショーを作るとよりオシャレなガラススライドショーが出来上がります。