パーティクルを使って幻想的な背景を作る

「CC Particle World」を使って幻想的な背景を作っていきます。

パーティクルで3つ素材を作成し、組み合わせて背景にします。
3つは大きさや色を変えて印象を変えることができます。

パーティクル①を作成

新規平面レイヤーにエフェクト「CC Particle World」を適用します。
パラメータは画像の通りに設定しました。
カラーリングは「トライトーン」で設定しています。

BirthRateは0.04に設定しています。

こちらのコンポジションを[Big]としました。(名前は自由です。)

パーティクル②を作成

パーティクル①と手順は同じです。
パラメータを変更します。

こちらのコンポジションを[middle]をしました。

パーティクル③を作成

これまでと同様に作成していきます。
こちらのコンポジション名を[small]としておきます。

パーティクル配置

パーティクル①②③を配置していきます。

今回は[small]を少し左に寄せてみました。
どうでしょう?これだけだと少し幻想的、ファンタジックな感じが少ない気がしませんか?

ここからさらに調整して幻想的な雰囲気を出していきたいと思います。

[Big]を調整

調整前がこちらです。

調整後がこちらです。

使用したエフェクトは「グロー」「ブラー(合成)」です。
パラメータは画像の通りに設定しました。

グローのパラメータ
ブラー(合成)のパラメータ

[middle]を調整

調整前がこちらです。

調整後がこちらです。

使用したエフェクトは[Big]と同じです。

[small]を調整

調整前がこちらです。

調整後がこちらです。

使用したエフェクトはこれまでと同じです。

調整後の[Big][middle][small]を合わせると・・・

どうでしょうか?思い描く幻想的に近づいてきたでしょうか?
さらに少し調整します。
[Big]の不透明度を下げてみます。

良い感じではないですか?

パーティクルの設定はこれで良しとしましょう!

背景を追加

パーティクルの設定ができましたので、このままで出力すると背景が黒、もしくはアルファ付きであれば透明で出力されます。
パーティクルだけを動画に追加したい場合は、アルファ付きで出力して動画素材として使うことができます。

今回はこのまま背景動画として作成したいので、背景に少しカラーリングを施したいと思います。

新規平面レイヤーを作成し、「円形グラデーション」を適用します。

できましたね。今回は夜空や宇宙といったような雰囲気をイメージしました。

ではこれをレイヤーの一番下に配置します。

どうですか?満足ですか?
なにか物足りない感じがしませんか?
私は少し物足りない感じがしますので、さらにいじくっていきます。

おまけの追加

宇宙の背景を検索してみると、よく見る効果が太陽光のようなものです。
これを追加して少しキラッとした感じを出してみたいと思います。

新規調整レイヤーを作成し、レイヤーの一番上に配置します。

このレイヤーにエフェクト「レンズフレア」を適用します。

ちょっとレンズフレアの主張が強いですw
ここで、このレイヤーの描画モードを<オーバーレイ>に変更します。

さぁどうでしょうか。なかなか良い感じの雰囲気が出たのではないですか?
背景レイヤーに「カーブ」を追加して、色味の調整をするのも面白いかもしれませんね。

チェックボックス制御でアニメーションを反転させる

アニメーションを一発で反転させたい場合は、「チェックボックス制御」を使います。

今回は左右を反転させる場合です。
エフェクト「チェックボックス制御」を適用し、スケールのウィップを「チェックボックス制御」のチェックボックスへつなぎます。
これでスケールにエクスプレッションを入力します。

if(effect(“Checkbox Control”)(“Checkbox”)==1)
[100, 100]
else
[-100,100]

これは、チェックボックスがオンの時にスケールを[100,100%]にし、オフの時に[-100,100%]にするという意味です。

深海を泳ぐ

新規平面レイヤー[Fractal]を作成

このレイヤーをプリコンポーズします。
[Fractal Texture]としておきます。

[Fractal]レイヤーに「Fractal Noise」を適用します。
・フラクタルタイプ Dynamic Progressive
・トランスフォーム>スケール 70
・サブセッティング>サブスケール 70
・展開 time*200

<Offset Turbulence>にキーフレームをうち、上から下に動くようにします。

[Fractal Texture]の名前を[Floor]とし、3Dレイヤーにチェックを入れます。
X回転の値を変更し、海底となるように回転させます。
次にスケールを調整します。

楕円ツールでマスクを作成します。

[Floor]コンポに「CC Vector Blur」を適用します。

新規平面レイヤーを青系統の色で作成します。
描画モードを<ソフトライト>に設定します。

次に[Floor]コンポを複製し、海面とします。
「Levels」と「CC Glass」を適用します。

海面のコンポジションを複製し、[Rays]とします。
背景レイヤーの上に配置し、描画モードを加算にします。
エフェクトを削除し、「CC Radial Blur」を適用します。

[Rays]コンポジションの位置・回転・大きさを調整します。

ここでもう少し暗い海の底感が欲しかったので、背景の平面レイヤーに「円形グラデーション」を適用しました。

少し光が明るすぎるので[Rays]コンポのエフェクトやコンポジションの位置などのパラメータを調整しました。