ロゴにも使える!オシャレでリアルなネオンサインをAEで作る

前回はLEDサインを作成しました。今回はネオンサインを作っていこうと思います。
LEDとは違い少し、昔ながらのロゴが作れたり、サイバーパンクな世界観にマッチしたりと、まだまだ使いやすくオシャレな表現をすることができるので、ぜひ覚えておきたいテクニックの一つですね。
では、早速作っていきましょう!

まず初めに、新規平面レイヤーを作ります。
今回は背景にレンガの壁を使いたいので、ダウンロードしたレンガの画像を挿入します。

そして、画像レイヤーにエフェクト「カーブ」を適用します。

さらにエフェクト「色合い」を適用し、白色をグレーに変更します。

次に新規平面レイヤーを作成し、楕円形ツールでマスクを作ります。
マスクは「除算」にし、マスクフェザーの値を大きくします。

これらを全て選択し、プリコンポーズし「Wall_Background」とします。

いよいよ、ネオンサインを作っていきます。

まずはネオンにするテキストを作ります。
少しオシャレさを出したいと思いましたので、エフェクト「変形」を使い、テキストを斜めにしてみます。

デザインが決まったらこのテキストのレイヤーを全て選択してプリコンポーズします。
このコンポジションをコピーしておきます。
コピーしたコンポジションは一旦非表示にします。

表示してあるコンポジションにレイヤースタイル>ベベル&エンボスを適用します。
そして「塗り」を適用し、グレーにします。

ベベル&エンボスのハイライトカラーをグレーにします。
ハイライトの不透明度と影の不透明度を調整します。

続いて、レイヤースタイル>ドロップシャドウを適用します。

これでネオンの消えている部分は完成です。

次に、ネオンの光っている部分を作っていきます。

まず先程非表示にしていたコンポジションを表示し、複製します。
複製した、下側のコンポジションにブラー(ガウス)を適用します。

次に1番上のコンポジションにレイヤースタイル>インナーグローを適用します。
設定は、画像の通りに<中心>に変更します。

続いて、エフェクト「グロー」を適用します。

先程のグローを適用したコンポジションを複製し、グローを削除して、レイヤースタイル>ベベル&エンボスを適用します。

新規平面レイヤを作成し、背景レイヤーの上に配置します。
4色グラデーションを適用し、色はネオンの色をスポイトで参照します。
ポイントを各テキストの近くに配置します。

ペンツールを使い、マスクをかけます。

平面レイヤーの描画モードをvivid lightに変更します。(すみません^^;日本語表記がわかりませんでした)

テキストにも図形にも使える!アフターエフェクトで作るLEDサイン

今回は「LEDサイン」を作りたいと思います。よく店頭などで見かけるLEDサインですが、アフターエフェクトで簡単に作ることができます。
もちろんプラグインはなし、難しいこともしていませんので、サイバーパンクな雰囲気を出したい時や、お店の店頭に出す動画としても使うことが出来る優れものです!

LEDサインに使うテキストを書きます。
テキストにカラーリングを施します。
調整レイヤーをテキストレイヤーの上に配置し、調整レイヤーに4色グラデーションをかけます。
これを「TEXT」コンポジションとしておきます。

「TEXT」コンポジションにエフェクト「ベガス」を適用します。
チャンネルをアルファに設定。

線分数(Segments)>線分数(Segments)は1

レンダリング(Rendering)>幹の幅(Width)を8
終了点の不透明度を上げることで輪郭全てが囲まれた状態になります。

レンダリング>描画モードを「ステンシル」に変更します。

イメージの輪郭>レンダリングを「選択した輪郭」に変更します。
選択した輪郭の数値を変更することで、文字の一部が表示されます。
今回の「たがしや」というテキストの場合は数値「7」以降は何も表示されません。

選択した輪郭を「1」にして最初にキーフレームを打ち、1秒後に数値「7」にしてキーフレームを打ちます。
1秒間の間に輪郭が切り替わって表示されるアニメーションができます。

次にこのアニメーションをループするよう設定をします。
「選択した輪郭」を選択し、メニューバー>アニメーション>エクスプレッションの追加を選択します。
追加するエクスプレッションは「loopOut」です。

これで点滅のアニメーションが常に表示されることになります。
2秒後にテキストを表示させたいので、2秒のところでCarl+Shift+Dでコンポジションを分割し、
2秒後のコンポジションのエフェクト「ベガス」を削除します。

点滅をさらにランダムにしたい場合は、2秒までのコンポジションを複製し、キーフレームをずらすことで点滅がランダムで複雑になります。

次に反射している文字を作ります。
TEXTコンポジションを全てプリコンポーズします。
片方のコンポジションのスケールのチェーンを外し、yの値を−100にし、位置を調整します。

反転させたコンポジションにブラー(方向)を適用します

さらに「リニアワイプ」を適用し、パラメータを調整します。
これでより反射がリアルに表現できます。

最後にLED表現をします。
新規平面レイヤーを作成し、「CC Ball Action」を適用します。
パラメータを調整し、コンポジションのトラックマットアルファを選択します。
この時に「CC Ball Action」のパラメータを調整して、お好みのドットにしてください。

そして、平面レイヤーをコピーして、反射しているコンポジションにも同様に適用させます。

これらを全てプリコンポーズし、「LED」とします。
この「LED」にエフェクト「グロー」を適用し、さらにコンポジションを複製します。

複製したコンポジションに、「チョーク」を適用し、チョークマットを2くらいに設定します。
次に「塗り」を適用し、白色にします。

そして、グローエフェクトを一番下に持ってきます。
これで、白色で発色している光源を作ることができます。

最後に調整レイヤーを作り、1番上に配置します。
ここにエフェクト「グロー」を適用して、全体的に発色させます。

いかがでしたでしょうか?出てくるエフェクトも多くなく、基本的なアクションでこんなにオシャレなLEDサインが作れてしまうのです。
やらない手はないですよね?

今回はテキストで作りましたが、図形に組み合わせてアニメーションをつけることで、インパクトあるシェイプアニメーションを作ることもできますので、オープニング作成などにも大いに活躍してくれることでしょう!

ユラユラ揺れる背景の作り方

ゆらゆら揺れて幻想的な雰囲気やカワイイ雰囲気を演出したい時に、便利な揺れる背景の作り方をお教えいたします。

①背景を作る
新規ソリッドレイヤーを作ります。
エフェクト「4色グラデーション」を適用。
エフェクト「レベル補正」を適用
<Output Black>の値を大きくすることで全体の色味が白くなります。

②揺れる波の作成準備
新規シェイプレイヤーに楕円を作成
大きさはお好みで良いですが横長にすればするほど、揺れる波が大きくなります。
これをいくつか複製し、白色と黒色の2色にします。
この時楕円をバラバラな角度や大きさに変えるとより複雑さが増していい感じになります。
楕円が配置できたら、プリコンポーズします

③揺れる波の作成
②で作成したレイヤーにエフェクトを適用していきます。
「色合い」楕円にお好みの色をつけます
「ブラー(方向)」ブラーの長さを1000とし、角度はお好みで調整してください。
「回転」角度や回転の半径はお好みで、出来上がりを見つつ調整してください。
回転の中心にキーフレームを打ち、タイムラインの最初と最後で動かしてください。
これで揺れる背景の出来上がりです。

水面に揺れるテキストの作り方

①ソリッドレイヤーにフラクタルノイズを適用
・パラメータ
フラクタルタイプ:ダイナミック
ノイズタイプ:リニア
コントラスト:120
ブライトネス:−7
スケール:130
オフセット

②エフェクト「トライトーン」を適用

③waterレイヤーをプリコンポーズ

⑤プリコンポーズしたものにエフェクト「CC grass」を適用

⑥テキストを入力
描画モードをAddにする
不透明度を60%くらいにする
テキストカラーを水っぽくする

⑦テキストにエフェクト「CC Vector Blur」を適用

⑧Waterレイヤーをコピーして貼り付け
エフェクト「Tritons」を削除
このレイヤーをプリコンポーズする
このレイヤーは非表示にします。

⑨テキストレイヤーにエフェクト「Displasement Map」を適用
ディスプレイストメントマップのレイヤーの対象を⑧で作成したレイヤーにします。

⑩テキストレイヤーにブラーを適用
ブラーの値を表示させたい時間に合わせて小さくしていくことでふわっとテキストが浮き上がってくるようにできます。
それに合わせてテキストレイヤーの不透明度も0から100にするとより自然に表示させることができます。